
2009年の人材紹介情勢について
2009年の転職情勢は新聞記事などからも米国発サブプライム問題などの金融不安に端を発し企業業績の悪化から非常に厳しいと言う事だけは誰でも予測出来ることではないかと思います。業績の悪化からリストラクチャリングの加速が更に進むかと思いますし、何時の時点で不測の事態などが起きるかも含め全く予測のつかない世の中になるのではないでしょうか? そうは言いながらこの時代にあっても人材を積極的に採用されている企業はあります。
しかし、求職者(転職者)にとって多くのチャンスがあるという訳ではありません。
なぜなら、採用企業の求める求人のスペックがかなり上がっているからです。2〜3年前であれば求人に対して求めるスペック(キャリア)に若干満たなくても「人柄が良い」・「可能性を感じる」等の点から採用に至るケースはありましたが現在は異なっています。応募者のキャリアに100%満足し、その上で「人柄・可能性」等の付帯条件がつかなくては内定まで至らないのが現状です。採用側は120%の満足度を求めています。
また、全般的に求人件数が落ち込んでいる中で、一つの求人に対しての応募件数が多くなることから、競争の状況も厳しさを増しているのが現状です。
業界別に見ますと、特に自動車業界、電気・電子(半導体含む)業界、金融業界(不動産)、建設業界の落ち込みが目立っています。自動車と電子(半導体、パワーデバイス等)は密接な関係があり、金融(不動産)と建設も同様かと思います。
一方、流通業界(百貨店・GMS・コンビニ)においては、タスポ効果・若者を中心とした顧客の囲い込みからコンビニ業界が売上を伸ばし、求人件数も堅調です。コンビニ業界をはじめとしたサービス業界は景気後退以前から人材不足に悩んでいました。転職を考える場合でも、「キツイ・労働時間が長い。」等の理由から敬遠されていた業界です。このサービス業界に向けて人材が流れていくことになるかとは思いますが、この業界とて多くの求職者にチャンスがある訳では無いと言うことを認識しなければならないと思います。
この様な厳しい環境ではありますが、インプレスでは独自の求人企業サーチ力により活字になり難い求人情報を出来るだけ多くの方々にお伝え出来ればと考えています。
株式会社インプレス取締役 北村裕之


